広島・菊池涼 1号&300犠打王手 佐々岡監督 最敬礼もおごらず「サインに忠実に」

 5回、ソロを放ちベンチ前でナインに出迎えられる菊池涼(撮影・佐々木彰尚)
 5回、菊池涼は左越えソロを放つ(撮影・佐々木彰尚)
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 「DeNA5-10広島」(26日、横浜スタジアム)

 広島の開幕2連勝の立役者は菊池涼介内野手だ。バットで大技、小技を織り交ぜ、守備では広い守備範囲を生かしたプレーでピンチを救う。攻守で存在感が際立った。

 「僕が2番に入ったということは、そういう(つなぎの野球をやる)ことだと思う。出たサインに忠実にできるように準備している」

 初回、三回と確実に決めた送りバントにすごみがある。三回無死一、二塁は初球をきっちり転がした。「流れがこっちに来た」と佐々岡監督。つながりを重視する今季の打線の中で、リズムを生んだプレーに最敬礼した。

 五回の先頭では左翼席へチーム1号ソロ。「昨日(25日)から打とう打とうとヒットを欲しがらず、自分を戒めながらやってきた」。味方が安打を重ねても気持ちに波はない。平常心でいることが結果につながった。

 2犠打を決め、通算300犠打に王手をかけた。本塁打は通算112本に伸ばした。100本塁打&300犠打を達成すれば、伊東勤(西武)に続いて史上2人目になるが「今後もサインを忠実にできるようにしたい」と菊池涼は自然体を強調した。

 キャンプでは小園や羽月などの若手に惜しみなく技術を伝える姿があった。全てはチームのために-。背番号「33」の信条だ。

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