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球団が絶大な信頼寄せる2人 カープを支える“助っ人”駐米スカウト

 ぶっちぎりの強さで球団史上初のリーグ3連覇を飾った広島カープ。阪神をはじめとする他球団を寄せ付けなかった強さの秘密はどこにあるのか。デイリースポーツの広島取材班が3連覇を飾った裏側に迫る。

  ◇  ◇

 リーグ3連覇は、エリック・シュールストロム氏(49)とスコット・マクレーン氏(46)の駐米スカウトの存在なくして語れない。今季もジョンソンをはじめ、ジャクソンやエルドレッドなどがチームを支え続けてきた。

 広大な米国を東西で分ける。ニューヨークなどの東部地区はマクレーン氏、ロサンゼルスなどがある西部地区をシュールストロム氏が担当する。シーズンが進み、気になる選手がいれば東西を入れ替え確認。シュールストロム氏は、その狙いを「投手と野手の視点を入れることが大事。ダブルチェックをしないと公正な評価ができない」と説明した。

 投手で言えば、技術面は球速、投げ方がスムーズか、角度があるかなどをチェック。その中で最も重要視するのは「三振が取れるかどうか」だという。ジョンソン、ジャクソンとも米国時代は高い奪三振率を誇った。かつて獲得したコルビー・ルイス、サファテ、ミコライオらもそうだった。日本の打者は球に対するコンタクトに優れているだけに、それをねじ伏せられる力や球種があるかが最も重要な判断材料となる。

 もちろん性格面も考慮する。「本来の投球ができなかったときの態度や、野手で言えば凡打したときにヘルメットを投げつけるとか。そういう姿を見れば日本でプレーしたときの姿が見えてくる」。03年から駐米スカウトを務めているだけに、メジャー30球団に加えマイナーリーグにも太い人脈を持つ。内面を近い人から聞けることは、大きなメリットになっている。

 毎年100人超のリストを作って年に1度来日し、球団首脳や編成担当に映像やレポートで報告する。レポート用紙にはびっしりと特徴や感想が書かれている。「すべての質問にしっかりと答えなければいけないから」。その眼力と熱意に球団は絶大な信頼を寄せている。

 「自分が見てきたものを包み隠さず、正直に伝えることが大事。間違っていることがあるかもしれない。でも自分にしか見つけられないものがあるかもしれないんだから。それが信念だ」。敏腕スカウトは力を込めた。

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