マツダスタジアムでのデーゲーム 飛球の捕球に神経を使う中堅手

 7回、広島・小園の中飛を捕球する巨人・丸
 7回、広島・小園の中飛を捕球する巨人・丸
7回、炭谷の打球を見失い適時打にする中堅手・羽月(撮影・立川洋一郎)
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 「広島0-4巨人」(5日、マツダスタジアム)

 七回の守備で明暗が分かれた。七回の巨人の攻撃。2死一塁で、広島の中堅手の羽月が炭谷の飛球を見失った。打球は中前に落ち、記録は安打に。一塁走者の丸が本塁へ生還し、巨人に2点目が入った。

 その裏、巨人の中堅手の丸は2つの飛球をつかんだ。一つ目は、1死から安部の飛球を捕球したが、「あぶねえ」と苦笑い。さらに、2死一塁からの小園の飛球に膝をついて捕球した。

 マツダスタジアムでのデーゲームでは、日差しに特に中堅手が頭を悩ませる。このことは2009年に開場した同スタジアムの造りも影響しているとみられる。

 公認野球規則2・01「競技場の設定」の中には「本塁から投球板を経て二塁へ向かう線は、東北東に向かっていることを理想とする」と記されている。マツダスタジアムは本塁から見て、投球板は東北東に位置している。ルール通りだが、デーゲームの時間帯によっては、特に中堅手にとって、飛球を捕球しようとする際に、西日と重なって打球を見失ってしまうケースが見受けられる。

 ちなみに、旧広島市民球場では、中堅から本塁が北西から南東に向いていた。そのため夏場のナイターが始まる午後6時ごろに、三塁手や遊撃手の送球と西日が重なり、一塁手がボールを見失うことがあった。左翼席の上にある可動式の広告看板で日差しを遮る工夫を凝らしていた。

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