ドラ1小園、報徳魂でヒット量産だ!ナンバーワンOBになる
広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=が23日、神戸市内の中華料理店で行われた報徳学園硬式野球部による入団激励会に出席し、“ナンバーワンOB”になる決意を示した。同校OBでのプロ歴代最多安打は大洋などでプレーした基満男氏の1734安打。「その記録を超えていけるように」と、1軍の舞台にいち早く足を踏み入れ、安打を量産していく。
OBや同級生ら123人が集まった激励会で、小園は気を引き締め直した。次第に近づくプロ生活。「期待はすごくあると思うので、それに応えられるような行動を見せていかないと。結果を追い求められるように一日一日を大切にしていきたい」とし、報徳学園OBでのプロ歴代通算最多安打記録を塗り替えていく姿勢も示した。
これまでOBでは、大洋などで1967年から1984年までプレーした基満男氏の1734安打が最多。「その記録を超えていけるように。僕はそういう(安打を積み重ねる)タイプだと思っているので。数字にこだわってやっていきたい。頑張ります!」と力を込める。50メートル5秒8の足も生かしながら何年も安打を量産していくことで、同じ内野手の先輩が持つ数字を超えるつもりだ。
有言実行を果たすためにも、プロで考えて行動していくことを重要視する。「まずは経験を大事にしていきたい。自分の良いところは残して、悪いところは切り捨てていかないと形作りはできない。形を持つのも大事だし、いろんな人の話も参考になると思う」。自身の長所、短所を分析し、先輩の声にも耳を傾け成長を図る。
“報徳魂”も心に刻み続ける。文武両道が教育理念の一つで、「そこで人間性が成長できたかなと思う」と振り返る。普段の生活から襟を正すことで、野球にもつなげていく。また、「逆転の報徳」で知られる同校は、今季リーグ最多41回の「逆転のカープ」とも通ずる。「試合は最後まで何があるか分からない。報徳も粘りがあるので。今までやってきたことを忘れずにしたい」とうなずいた。
現在は来年1月の新人合同自主トレや2月の春季キャンプへ向けて、技術練習の他にもダッシュ系やウエートトレなどを毎日続けている。「まずはしっかり走れるように、自分の体が動くように。他の選手より力を出せるように頑張りたい」と闘志を燃やしたドラ1。飽くなき向上心を常に持ち「H」ランプをともし続ける。




