背水の原巨人 勝利の方程式解体 

 巨人・原辰徳監督(57)が11日、新神戸駅で取材に応じ、残り16試合は“勝利の方程式”にこだわらず、リリーフ陣を総動員して戦う方針を示した。

 9日の阪神戦は延長十一回にマシソンが打たれ、サヨナラ負け。10日の同戦は八回に山口が1死も奪えず降板した。V争いが佳境を迎える中、これまで勝ちゲームの七回以降を支えてきた両投手がそろって絶不調。守護神・沢村へつなぐ継投パターンが、確立できていない状況だ。

 指揮官はリリーフ陣の話題に「理想通りにはいかない。(ここからは)理想というのはどこかに置いて、ということ」と、臨機応変に投手起用する考え。ただ、斎藤投手コーチが「二人とも球威がなくなっているのは間違いない。でも配球で補えるところはある」と話すように、経験豊富な両投手の力が必要不可欠なのも確か。宮国や戸根ら若手の状態と比較しながら、やりくりしていくことになりそうだ。

 数字上、逆転優勝への道のりは険しい。ただ、10月勝負に持ち込めば経験値に勝る王者にも勝機が見えてくる。「今、力を出せなければプロとして能力がないと判断されても仕方がない。われわれとしては、(10月勝負に)持ち込まないといけない」と原監督。その先に栄光が待つと信じ、粘り強く戦っていく。

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