阪神・坂本が自身初の1試合2発 緻密な駆け引きは初戦から始まっていた
「ヤクルト3-4阪神」(2日、神宮球場)
阪神・坂本誠志郎捕手(32)が自身初の1試合2発で熱戦に終止符を打った。四回に2試合連発の4号ソロを放つと、3-3の九回に5号ソロで試合を決めた。チームは今季4度目の同一カード3連勝を飾り、4連勝となった。貯金は今季最多の13、2位・巨人とは今季最大タイの2ゲーム差に広げた。
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この3連戦、初戦から緻密な駆け引きは始まっていた。途中出場でマスクをかぶった一戦、「ちゃんと試合見てたか?」と聞かれた。時々ある、ハッとさせられる坂本からの逆質問。答えに困っていると、あるしぐさを教えてくれた。
「こうやってたやろ」
“こうやった”のは1点リードの八回2死二塁だった。長岡にフルカウントからファウルにされた後、マウンドで工藤に言葉を送った。そして、テレビには映っていないが、去り際に一塁へ指を差したのだ。普通に考えれば、歩かせても大丈夫の合図に見えるが、意図は違った。
「少しでも、バッターが四球OKの合図と思ってくれたらいいなと。本当は一塁カバー行けよって言っただけ」
長岡がどう感じ取ったかは分からない。そこまで思考を巡らせる男なのだ。前夜から3本のアーチは全て直球が勝負球。ここまで次の一手を読む選手だ。偶然だとは思えない。(デイリースポーツ阪神担当・今西大翔)
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