【中田良弘氏の眼】阪神・大竹と坂本が完全に手玉に 緩急を使い低めへ制球して狙い通りのゴロに 広島は“遊ばれていた”とすら感じたのでは
「阪神1-0広島」(26日、甲子園球場)
阪神が連敗を2で止めて首位に再浮上した。四回に佐藤輝明内野手が右中間へ決勝の6号ソロを放った。先発の大竹は7回無失点で今季初勝利。藤川監督が巨人・原監督のセ・リーグ記録(167試合)に並ぶ最速タイ記録となる監督通算100勝を達成した。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は「広島打線は大竹に“遊ばれていた”とすら感じたかもしれない」と指摘した。
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終始、阪神バッテリーのペースだった。先発の大竹が奪った6三振の決め球はすべて直球。変化球を常に意識させながら、坂本がうまくリードした結果だ。
何度も対戦している広島打線は狙い球を決められないように見えた。2巡目の五回に持丸が真ん中付近の直球をあっさり見逃した。六回には辰見が1-1と無理をしなくてもいいカウントから、外のボール球の変化球を追いかけてカウントを稼がれた。大竹と坂本が完全に手玉に取っていた。
大竹にとって唯一のピンチだった七回も冷静に対処できていた。2死一、三塁で迎えた勝田の初球を116キロのチェンジアップから入った。見逃しのストライクを奪ったことで主導権を渡さず、ピンチを切り抜けた。連打を浴びる前には、モンテロをクイックで見逃し三振に抑えた。リズムを崩そうと打席を外すなど、策を講じてきた相手にも駆け引きで上回った。
最後まで緩急を使いながら低めへ制球し、狙い通りのゴロを打たせていた。広島打線は大竹に〝遊ばれていた〟とすら感じたかもしれない。
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