阪神・ドラ2谷端 能登地震に実家で被災 祖父母は仮設住宅に移住「全力で頑張ってるところは見せたい」
阪神のドラフト2位・谷端将伍内野手(21)=日大=が17日、家族への恩返しを誓った。この日は新人合同自主トレ開始前に黙とう。石川県出身のルーキーは「今、こうやって野球ができていることは当たり前じゃない。感謝の気持ちを持って一日一日、大切に生きていきたい」と実感を込めた。
24年1月に能登半島地震が発生。当時は石川県内の実家にいて、初詣に行く前だった。「津波の警報もあったので、すぐ車で山の方に逃げた」。祖父母は同県志賀町に住んでおり、甚大な被害を受けた。「写真も送られてきたんですけど、住める状態ではなくなっていた。すごく悲しい気持ちになりました」と神妙な面持ちで当時の記憶をたどった。
祖父母にケガなどはなく、現在は金沢市内の仮設住宅に移住。そんな中でも、自分にエールをくれた。「震災ですごくつらい思いをした中で、僕が帰省から日大の寮に戻る時には『頑張ってこい』と声をかけてくれた。親戚以外にも、いろんな方が応援してくれている。その人たちのためにもという思いがありました」。当たり前の日常を失った方々への思いも胸に、ここまで努力を重ねてきた。
背中を押してもらったからこそ、今度は自分の番だ。「誰が見ても、全力で頑張ってるところは見せたい。素直に謙虚に頑張っていきたい」と谷端。プロの世界から地元に勇気を届けていく。
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