阪神・高橋遥人 95年生まれの使命「1・17」の誓い 震災復興イベントに参加 思い入れのある長田に恩返しへ

 阪神の高橋遥人投手(30)が阪神・淡路大震災から31年となった17日、神戸市長田区で行われた震災復興イベント「ONE HEART」にスペシャルゲストとして出演。午前中には地元の小学生に野球教室も行った左腕は、野球で結果を残し、思い入れのある長田の地に恩返しをすることを誓った。

 関西の人々にとって忘れることはない「1・17」。静岡県出身の高橋だが、自身の生まれた1995年に起きた大震災を、阪神の選手として使命を感じる特別な日として捉えている。

 「当時の写真も映像も見たことはあります。今からは想像できないもの(街の様子)だった。みんなで頑張って被災から立ち上がってきた。ご縁があるので、何か少しでも力になれたらと思ってきました」

 神戸市長田区は3年ほど前から食事をしに訪れるなど、プライベートでよく足を運ぶ場所だ。何かしらの形で恩を返したいと考え、午前中には真陽小学校の少年野球部の選手に野球教室を行った。同校は震災当時は避難所にもなり、寒さの中で約3000人が身を寄せ合った。この日は快晴の下、子どもたちの元気な声が響き渡っていた。

 約2時間、少年と白球を追いかけた左腕。選手一人一人に対し、丁寧にキャッチボールの意識などを伝授した。午後は教室に場所を移し「夢授業」として自らの経験を言葉で伝えた。真剣な表情で耳を傾ける少年たちに「野球だけじゃなくていいので、好きなことを大事にしてほしい」とメッセージを送った。

 夢と勇気を与える立場という自覚が、より一層高まった。「個人もチームもですけど、頑張っていたら、いろんな人を元気にさせてあげられる職業。そんなのは(他に)ないと思う。全力でやらなきゃいけない義務がある」。昨年11月の優勝パレードでも感じた熱気。球場外でも声援を送ってくれるファンのパワーを自らの力に変えていく。

 夕方に西神戸センター街で行われたトークショーでは、掛布OB会長から「ゆっくりいってもらいたい」と前置きされつつ「中6日で投げられる?」と問われた左腕。「毎年ゆっくりになっちゃっているので、今年はどんどん投げていきたい」と力強く応えた。

 ケガのない充実のオフを過ごしている高橋。「(長田で)1回会ったり、名前を見てもらったら(今後も)気にしてもらえると思う。しっかりいい姿を見せられるように頑張りたい」。今年は開幕ローテ入りを果たし、シーズン完走することが第一目標。チームの連覇に貢献し、胸を張って長田に戻ってくる。

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