阪神・梅野 ギータ流長寿で40歳現役 地元福岡で3年連続合同トレ「ストイックさ勉強」生え抜き捕手最年長の誓い
阪神の梅野隆太郎捕手(34)が15日、沖縄県の「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」で日本ハム・清水優心捕手(29)との自主トレを公開し、約6時間汗を流した。巻き返しを狙う今季は、96年の木戸克彦ら生え抜き捕手最年長に並ぶ35歳を迎えるシーズン。年明けに3年連続で行ったソフトバンク・柳田悠岐外野手(37)との合同トレーニングで“長寿の秘けつ”を学び、長く現役生活を続けることを誓った。
南国らしい日差しが、滴る汗を輝かせた。鋭いセカンドスローやロングティーの快音から充実度が伝わる。最高気温20度超えの暖かさで、例年よりも早く屋外練習に着手。梅野は「早すぎるぐらい肩がいい感じで仕上がってるんで、調整しながらケガだけないように。順調には来てます」と笑みを浮かべた。
6月で35歳。ベテランと呼ばれる年齢となる中、道しるべとなる存在がある。福岡へ帰省中の年明け2日に、交流がある3歳年上のソフトバンク・柳田と1日合同トレーニングを実施。母校・福岡工大城東出身の格闘家であり、トレーナーも務める八尋大輝氏の元で体を追い込んだ。
今回で3年目を迎えるといい「筋トレと坂道ダッシュを毎年やってる。ストイックな考えとか、いろいろ勉強さしてもらってるんで、年始にギーさん(柳田)と会った時が、パッと切り替えるタイミングでもある。本当にありがたい」と感謝。ともに年齢を重ねる中で「とにかく体が重くならないようにトレーニングして、体を絞っていく。いい体作りをやることによって、パフォーマンスも上がっていくと思うんで、それを信じて自分もしっかりやってます」と長く現役を続けるための極意も吸収している。
原動力となる再会もあった。沖縄入り後、昨夏甲子園で初優勝した沖縄尚学の宜野座恵夢捕手が訪問。阪神のキャンプ地・宜野座村で生まれ育ち、小学4年時の野球教室で梅野が直接指導をしたという縁があるだけに「おめでとうって一番に伝えて。縁があった中で活躍してくれるのは自分自身もうれしかったですし、今年1年、頑張っていこうっていう気持ちになりました」と喜んだ。
さらに「自分自身も目標高くやりたいし、同じ舞台に立てれば」と梅野。プロ入りを目指し社会人野球へ進む宜野座が夢を実現できるのは最短で、梅野が38歳を迎える3年後だ。40歳という次なる節目の数字も見えてくる中で「もっともっとファンの皆さんの前で活躍できる姿を見せられるように」と決意した。
阪神の生え抜き捕手では、96年に35歳8カ月で現役最終戦出場となった木戸克彦が最年長。「俺だけじゃなくて、みんな『控えでいいよ』なんて絶対ない」。第一線でグラウンドに立ち続けるべく、覚悟のプロ13年目へ向かう。
◆阪神捕手の最年長出場 阪神捕手登録選手の最年長出場は2010年・矢野で42歳シーズン。矢野の現役最終出場は同年5月8日・広島戦で、この時は41歳5カ月。この年は出場8試合で全て代打。生え抜きに限れば35歳シーズンで1リーグ時代の44年・田中義雄(現役最終戦出場時34歳11カ月)、96年・木戸克彦(同35歳8カ月)&吉田康夫(同35歳4カ月)。なお96年の吉田は代打での出場のみ。また、捕手に限らなければ球団最年長出場は12年・金本知憲と13年・桧山進次郎の44歳シーズン。ちなみに他球団を含めたプロ野球最年長出場記録は15年・山本昌(中日)の50歳1カ月、捕手では15年・中嶋聡(日本ハム)の46歳6カ月。
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