志田未来 「全く違うものを」異例の地上波連ドラ2クール連続主演&8クール連続出演 「現場にお父さん、お母さんが多い」「30代の胸キュンって」
俳優の志田未来(32)が、引っ張りだこの活躍を見せている。放送中のTBS系ドラマ「未来のムスコ」(火曜、後10・00)で主演を務め、4月12日スタートのABC・テレビ朝日系ドラマ「エラー」(日曜、後10・15)では畑芽育とのW主演が決定。異例の2クール連続主演に加え、地上波の連続ドラマは2024年7月期のフジテレビ系「ビリオン×スクール」から8クール連続での出演となる。八面六臂(ろっぴ)の活躍の中での信念や未来を語った。
多忙を語る表情には、充実感がにじんでいた。1月期、4月期と2クール連続で地上波連続ドラマでの主演が決定。「本当にありがたいです。スケジュール的には正直ちょっと大変になるのかなと思ったんですけど、こういったチャンスもなかなかない」と、意欲を燃やしている。
主演作が続いても浮かれることはない。「演じ分けをしっかりしなきゃ」と気を引き締め「2つの作品を見てくださる方もいるので、『あの役に似てるよね』って思われたら損。全く違うものを見せないと、と強く感じました」と力を込めた。
「未来の-」では未来から来た息子の母親役を熱演。「エラー」では転落死した女性の娘で、生きる意欲を失った未央役を演じる。その女性を死なせてしまったユメ(畑)と偶然出会い、真実を知らないまま友情を育む物語に挑む。
「未来の-」の撮影が終了した翌日には、「エラー」の撮影に入る超多忙なスケジュール。台本を覚える期間も重なっており、「今はどっちの台本を広げたらいいんだろうと生活してます」と悩みも明かした。
実は2クール連続ドラマ主演は初めてではない。10年7月期のTBS・MBS系ドラマ「ハンマーセッション!」で速水もこみちとW主演し、同年10月期にはテレビ朝日・ABC系ドラマ「秘密」で主演を務めた。当時は「学校もあったのですごく大変でした」と述懐。そこで得た教訓は「深く考えないことが大切」といい「今の体力だけを考えていれば大丈夫だと気づきました」とうなずいた。
6歳から開始した芸能活動。多くの仕事をこなしてきた中で、15年に臨んだ初舞台「オレアナ」が特に印象に残っている。田中哲司との2人芝居で「まあ、本当にセリフが長かった」と大苦戦したが、役者として成長したきっかけでもあった。過去の台本は事務所に預けているが「その台本だけはいまだに(手元に)取ってあります。大切なお守りの一つです」と今もかみしめている。
長く芸能界に身を置くだけに「現場にお父さん、お母さんが多い」と笑う。「昔ご一緒させていただいた方とまたご一緒したりとか、それが10年前、15年前とかなので、見守ってくださってる方が多くて、安心感がある現場が多いです」と声を弾ませた。
「エラー」の山本大輔監督もその1人。03年に出演したフジテレビ系ドラマ「スチュワーデス刑事7」の監督。志田は当時の記憶がなかったが、今回の現場で声をかけられたといい「急に(監督が)親戚のおじさんみたいな気持ちに勝手になって、すごい安心して現場に入れるんです」と表情を明るくした。
気付けば、芸歴は25年を超えた。「あまり過去を振り返らない。名前の通り、“未来”を見ている」タイプの一方で、昔から「初心を忘れない」ことを大切にしている。子役時代に母から何度も言われた言葉で「感謝の気持ちと、責任感を持って役を演じようと常に意識してます」と芸能活動の軸となっている。だからこそ、8クール連続ドラマ出演という売れっ子状態に「8クールですか」と驚き、「ありがとうございますの気持ちでいっぱいです」と感謝を口にした。
今後も「ずっとお仕事は続けていきたい」と意気込む。「ナレーションや声のお仕事もやりたい」と思い描けば、「ずっと胸キュンな恋愛ものに参加してみたいと思っていた。30代の胸キュンってあるのかな」と楽しげに想像した。そして「やっぱり一度ご一緒したスタッフさんにまた呼ばれる役者さんになりたい」と強い思いも明かした。いつまでも初心を忘れない志田の“未来”はこれからも輝いている。
◆志田未来(しだ・みらい)1993年5月10日生まれ、神奈川県出身。6歳から芸能活動を始め、子役として活躍。05年の日本テレビ系「女王の教室」で注目を集めた。06年に主演した日本テレビ系ドラマ「14才の母」は社会現象に。その後も映画「母べえ」、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、TBS系「小公女セイラ」など話題作に出演した。趣味は散歩とアニメ鑑賞。アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」のファン。好きな食べ物は鰻重。
