阪神から来季くふうハヤテ加入の野口 同期・森下の活躍刺激に「自分も頑張っていきたい」

 今季限りで阪神を去り、来季からくふうハヤテへの加入が決まった野口恭佑外野手(25)が27日、同学年の選手らへエールを送った。森下らとの思い出を振り返るなど、阪神での思いを胸に新たな道へ進む。

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 翔太と初めて会ったのは入団会見前日の体力測定でした。最初から無邪気で親しみやすくて。高校、大学でも有名人でしたが、プライドが高くて絡みづらいということは全くなかったです。そこが翔太のいいところだと思います。支配下になった時は「まじでおめでとう!」ってすごく喜んでくれて。本当にうれしかったです。

 同期で同学年、同じ外野手で争う立場でしたけど、翔太は頼りになるなと思います。とにかく勝負強い。CSも見ていましたが、第2戦では同点の時点で「もしかしたらあいつ、サヨナラホームラン打つんじゃないか」と予感していて。トレーニングが終わって速報を開いたら、本当に打っていたので「やっぱりな」と思いました。野球以外でも勝負強さは感じます。例えばダーツでも、勝負どころでブル(ダーツボードの中心)を連続で決めたりするんです。すごいですよね。

 バッティングを教えてもらうこともありました。自分で考えてやっているから教えるのもうまいです。試合での意識を聞いたら、「タイミングと構えだけしか考えていない」と言っていました。試合前は室内で練習することが多く、飛ばすことは重視していないそうです。センター返しを意識して、細かいフォームのことなどは全て練習で終わらす。試合では余計なことを考えないのが結果を残せる秘訣(ひけつ)なんだと思います。

 1年目からチームメートだった(小幡)竜平、(川原)陸と同学年4人ではよくご飯にも行きました。同学年会では野球の話はしないで、たわいもない話ばかりしていますね。しっかり者で引っ張って行ってくれるのは竜平。翔太は結構抜けてる部分があるんですけど、引っ張っていこうとしたりもするんです。大体違う方向に導いていくんですけど…(笑)。それがまた面白いです。

 同期で同学年の翔太は僕にとって大事な存在です。翔太が活躍したら僕もうれしい。大きな夢や目標を持っていると思うので、いち友達として応援していきたいです。また一緒に同じグラウンドでプレーするのが一番の理想。翔太からはいい刺激をたくさんもらっているので、自分も頑張っていきたいと思います。

 ◆野口 恭佑(のぐち・きょうすけ)2000年7月17日生まれ、25歳。長崎県出身。180センチ、87キロ。右投げ右打ち。外野手。創成館高、九産大を経て22年度育成ドラフト1位で阪神入団。23年11月に支配下登録。24年6月29日・ヤクルト戦でプロ初出場。同年7月7日・DeNA戦でプロ初安打、初打点をマーク。25年10月に戦力外通告を受ける。同年12月にくふうハヤテとの契約を発表。NPB通算26試合で打率・189、0本塁打、5打点。

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