阪神・渡辺諒が来季戦力構想外に 23年に38年ぶり日本一に貢献 野口恭佑、佐藤蓮、川原陸も
阪神の渡辺諒内野手(30)、野口恭佑外野手(25)、佐藤蓮投手(27)、川原陸投手(24)が来季の戦力構想から外れたことが30日、分かった。
渡辺は2013年度ドラフト1位で日本ハムに入団。二塁のレギュラーとして活躍し、22年オフに高浜とともに2対2の交換トレードで阪神に加入した。移籍1年目の23年は59試合に出場し、オリックスとの日本シリーズ第1戦では山本から先制打を放ち、38年ぶりの日本一に貢献した。昨季も67試合で打率・260、2本塁打。「若い選手が増えたので爆発的な成績を残さないといけない。スタメンで出られるように」とレギュラー奪回へ覚悟を語っていたが、今季は2軍暮らしが長く、移籍後最少の22試合出場にとどまっていた。
野口は22年度育成ドラフト1位で阪神に入団。23年にファームで打率3割を残すと、秋季キャンプ中に岡田監督の目に留まり、支配下登録を勝ち取った。翌年は26試合に出場し、7月7日・DeNA戦(甲子園)でプロ初安打も記録。右の長距離砲として注目を集め、今年1月にはDeNA・宮崎の合同自主トレに参加。「結果を残せるようにやっていきたい」と恩返しを誓っていたが、1軍出場はなかった。
“神ドラフト”と呼ばれる20年度ドラフト3位の佐藤蓮と、18年度ドラフト5位で入団した川原は、それぞれ育成選手を経験。2人は昨年7月に支配下に返り咲くと、同年9月30日・DeNA戦(甲子園)でプロ初登板を果たし、1回無失点に抑えた。さらなる飛躍が期待された今季はケガにも苦しみ、ともに1軍登板なしに終わっていた。
◆渡辺 諒(わたなべ・りょう)1995年4月30日生まれ、30歳。茨城県出身。178センチ、86キロ。右投げ右打ち。内野手。東海大甲府高から13年度ドラフト1位で日本ハムに入団。14年10月2日・西武戦(西武ドーム)でプロ初安打。16年9月30日・ロッテ戦(札幌ドーム)で初本塁打を放った。22年オフに阪神へ移籍。1軍通算出場595試合、421安打、32本塁打、167打点、打率・252(9月30日現在)。
◆野口 恭佑(のぐち・きょうすけ)2000年7月17日生まれ、25歳。長崎県出身。180センチ、87キロ。右投げ右打ち。外野手。創成館高、九産大を経て、22年度ドラフトで阪神から育成1位指名。23年11月に支配下登録された。24年7月7日のDeNA戦(甲子園)でプロ初安打、初打点をマークした。1軍通算出場26試合、53打数10安打5打点、打率・189(9月30日現在)。
◆佐藤 蓮(さとう・れん)1998年4月11日生まれ、27歳。静岡県出身。189センチ、105キロ。右投げ右打ち。投手。飛龍高、上武大を経て、20年度ドラフトで阪神から3位指名。22年オフに育成契約も、24年7月に支配下に復帰。同年9月30日・DeNA戦で1軍初登板。1軍通算出場1試合、0勝0敗、防御率0・00(9月30日現在)。
◆川原 陸(かわはら・りく)2000年12月12日生まれ、24歳。長崎県出身。186センチ、92キロ。左投げ左打ち。投手。創成館高から18年度ドラフトで阪神から5位指名。21年11月に育成契約となったが、24年7月に支配下に復帰。同年9月30日・DeNA戦で1軍初登板。1軍通算出場1試合、0勝0敗、防御率0・00(9月30日現在)。
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