阪神・森下 虎党に宣言「ホームラン王とりたいです!」 うらやましかったNPBアワード佐藤輝らの表彰「こだわってやりたい」

 阪神の森下翔太外野手(25)と大山悠輔内野手(30)が7日、東京都江東区の「ホテルイースト21東京」で開催されたデイリースポーツ主催「阪神タイガース祝勝パーティー」に参加した。森下はファンの期待の声に応え、ホームラン王を宣言。大山はガッツポーズを封印し、今季はソフトバンクに敗れた日本シリーズでリベンジを果たすことを意気込んだ。

 森下と大山、2人の絶妙な掛け合いに会場は何度も爆笑に包まれた。大盛り上がりのトークショー終盤、話題は来季の目標に。今季ゴールデン・グラブ賞にベストナインと自身初のタイトルを獲得した森下は、初めて参加したNPBアワードで感じたことがあった。

 「アワード最後の方なんですよね。その時に個人タイトルを取りたいなとすごい思いました」。本塁打王&打点王の佐藤輝や、盗塁王の近本など数字を残して表彰されている姿をうらやましく思った。

 そんな思いを語った森下に、会場のファンからは「ホームラン王!」と声が飛ぶ。森下は「ホームラン王をとりたい気持ち山々なんですけど、まだそこじゃない」と話したが、期待の“ヤジ”はやまず。さすがは森下。最後はそれに応えるように威勢良く宣言した。

 「ホームラン王とりたいです!」

 会場は拍手と歓声に包まれた。今季はキャリアハイとなる23本塁打をマーク。ただ、「ホームランをもっと打ちたい」という思いはシーズン途中からあった。89打点はリーグ2位だったが、1位の佐藤輝とは13打点差。「打点で世間的にはこう争ってる形になってましたけど、自分の中では全然争ってるっていう感覚はなかった」という。

 自身がタイムリーを打っても、佐藤輝がホームランで一気に打点を稼いで離されることも多かった。結果、佐藤輝は今季40本塁打102打点で本塁打王、打点王の打撃2冠。森下は「結局ホームランが打てる選手が打撃タイトルを取ってくるっていうのはすごく感じた」と振り返る。

 だからこそ、「(本塁打に)自分らしい勝負強いバッティングが重なってくれば、打点王もそうですけど、打率ももっともっと上の数字を目指せる。ホームランにはよりこだわってやりたい」という意気込みが芽生えている。

 この日が公のイベントに参加する最後だといい、ここからは自主トレに集中する。オフのテーマはもちろん「ホームラン」。来季、本塁打を増産するために己を鍛え抜く。「来年ももっといい成績を残さないといけないので。(来年のために)今年は自分の中でも勝負年でもあるので頑張りたい」。東京の虎党約500人の前で誓ったキングの座を、本気で目指していく。

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