阪神・大竹 初回にいきなり68キロのスローボール 球場どよめく 圧巻の立ち上がり、絶好調・山川も二回の第1打席で見逃し三振に

 「SMBC日本シリーズ2025、阪神-ソフトバンク」(30日、甲子園球場)

 阪神先発の大竹が初回、68キロのスローボールを投じて球場をどよめかせた。

 先頭の柳田を一ゴロ、周東を遊ゴロに打ち取って2死を奪った大竹。3番・柳町への1ストライクからの2球目は高めに外れる68キロのスローボールで、甲子園がどよめき、テレビ中継で解説を務めた川崎宗則氏は「これが大竹ボール?」と興奮気味に話した。

 大竹は最後はカウント2-2からの5球目、外角低めへの140キロで柳町を見逃し三振。初回を三者凡退でスタートした。

 二回は3試合連続で本塁打を放っている先頭の山川を2球で追い込むと、4球目の内角低めへの直球で見逃し三振に。今シリーズでは山川はスタメン出場した直球3試合でいずれも第1打席で出塁しており、初めて第1打席での凡退となった。

 大竹は続く栗原を左飛、最後は野村をチェンジアップで空振り三振に。相手に王手がかかった崖っぷちでのマウンドで、古巣相手に順調な滑り出しを見せた。

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