３０日の巨人戦（甲子園）に先発する高橋遥人投手（２９）は２９日、「大きいのを打てる人が何人かいるので、そこまでにランナーをためないようにしたい」と相手の長打を警戒。今季自身初の伝統の一戦で３勝目を狙う。

　前回、２２日のヤクルト戦（神宮）では白星こそつかなかったが、６回１１奪三振１失点の好投。「しっかり自分の状態をもっともっと上げていけるような感じにしました」と、いい部分は継続するなど、さらに磨きをかけてきた。

　チームはマジックを順調に減らし、優勝に突き進んでいる。「気になるところもあるけど、投げているときはそんなこと全く考えてないので、いつも通り勝てる確率を上げられるようなピッチングをしたい」。状況に左右されず、目の前の仕事に集中する。

　夏のロードを終えて、約１カ月ぶりに甲子園へ帰ってきた。キャッチボールやダッシュで最終調整を行った左腕。「めっちゃ久々だなという感じがするんですけど、（ビジターと）同じように、しっかりまとめられたらと思います」。気迫のこもった投球で、チームをさらに勢いづかせる。