阪神 小幡が強肩で広島・佐々木の生還許さず 坂本がガッツポーズの珍しいシーン「誠志郎さんがナイスカバーしてくれた」
「広島0-2阪神」(13日、マツダスタジアム)
阪神守備陣が鉄壁の中継リレーで広島の反撃を阻み、完封勝利へとつなげた。
2点リードの六回2死二塁。高橋が中村奨に左前打を許し、二塁走者の佐々木は迷わず三塁を蹴り、本塁を狙った。ここでカットに入った小幡は左翼・高寺の送球を捕るため、かなり左翼の芝部分に位置取り、捕球からはノーステップスローで坂本を目がけて腕を振った。送球はやや三塁ベンチ方向にそれたが、坂本が見事なミットさばきで捕球し、滑り込んだ佐々木にタッチ。市川球審がアウトをコールすると、珍しくガッツポーズを繰り出すシーンがあった。
広島ベンチがセーフではないかとリクエストしたが判定は覆らずアウトのままとなった。高寺の肩を考慮した小幡の判断と強肩が光った場面だった。
小幡は「(三塁ベンチ方向に)それたのはたまたまですけど、ワンバウンドをしっかり投げて、(本塁までの)ラインを外さないようにと思って投げました」と語り、続けて「望夢(高寺)が捕って早く投げてくれて、誠志郎さん(坂本)がナイスカバーをしてくれたので、僕というよりは(高寺と坂本の)2人かなと思います」と両者の貢献によって成し得た見事な中継プレーだったと振り返った。
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