なぜ?阪神の優勝マジックは消滅してしまったのか リーグ優勝決定方式を解説

 「阪神3-6広島」(31日、甲子園球場)

 2年ぶりのリーグ優勝に向け、優勝マジック39が点灯していた阪神。マジック対象チームは2位の巨人で、試合前時点での最短優勝は8月27日となっていた。それでも、阪神が31日の広島戦に敗れ、巨人も中日に敗れると、30日に初点灯したばかりの優勝マジックが一夜にして消滅してしまった。一般的にマジック対象チームが敗れた場合、優勝マジックはひとつ減ることが多いのだが、なぜなのだろうか。

 阪神は広島に敗れて57勝36敗2分け。残り48試合のうち、残り7試合の巨人戦に全敗しても、ほかの41試合に全勝すれば98勝43敗2分けの勝率・695。巨人が残り49試合に全勝したとしても、94勝46敗3分けの勝率・671で阪神を上回ることができない。

 だが、巨人が中日に敗れたことで、4位の中日に自力優勝の可能性が復活した。阪神戦を13試合残す中日が残り50試合に全勝した場合、92勝49敗2分けとなり、阪神と勝率、勝ち数が並ぶという事態になる。

 セ・リーグの優勝決定方法は①勝率、②勝利数の順に決まるが、①と②が同じ場合、③当該球団間の勝利数の多い方が優勝となる。現在、阪神は中日に対して5勝7敗とセ・リーグで唯一負け越しており、残り13試合に全敗した場合、5勝20敗となって中日が優勝チームになるため、優勝マジックが消滅してしまったのだ。

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