阪神・佐藤輝 4番打率5割 激走ヘッスラ三塁打!バウアー撃ちマルチ 絶好調男「3つ勝つ」

 「DeNA2-4阪神」(22日、横浜スタジアム)

 4番が板についてきた。阪神・佐藤輝明内野手(26)が2安打1打点で連勝の立役者となった。二回は先制点の起点となる弾丸の右越え三塁打を放ち、四回は右中間への適時二塁打で自己最長6打席連続安打。バウアーをあっさり攻略し、4番では打率・500となった。首位・広島と1ゲーム差。連勝が「6」に伸びた得意のビジターで、勢いのまま突っ走るで!!

 DeNAの一塁ベンチはピンクで彩られ、スタンドにも女性のカラフルなユニホームが映える。「ハマスタカワイイ化計画」と銘打たれた、今季初の横浜決戦。佐藤輝が相手にとっては全くかわいくない打球をかっ飛ばした。2安打1打点。虎の4番の活躍はかっこ良かった。

 二回無死、バウアーの150キロ高め直球を強振した。弾丸ライナーは右翼へ。後方へ走った度会のグラブに当たったが、あまりの威力にこぼれた。「高めの球をしっかりはじけたので良かった」。一気に三塁を陥れ、続く大山の先制犠飛のお膳立て。「しっかりいい準備ができているのかなと思います」。今季の1打席目は17打数8安打で打率・471と圧倒的な数字を残している。

 四回無死一、三塁では追い込まれながら、カーブを軽打で右中間真っ二つ。「いいスイングができていると思うので、継続してできるように準備を頑張りたい」。これが自己最長の6打席連続安打。20日の広島戦(甲子園)でも2発を含む、4安打6打点と大暴れ。絶好調の波に乗っている。

 20年のサイ・ヤング賞右腕からの2安打となったが、今年はこれで2人目。3月にはドジャースのスネルからもアーチを掲げていた。これが飛躍のきっかけの一つ。MLBの投手陣は剛速球に変化球のキレも抜群。「こういう打ち方じゃないとやっていけないのかなというのを感じた。一つの引き出しとしてつかむことができた」。高めの真っすぐに振り負けず、決め球の変化球にも食らいつく。今の佐藤輝には弱点が見当たらない。

 15日のヤクルト戦(松山)から4番を任されると、22打数11安打で打率・500、3本塁打、10打点。打点を挙げれば、6連勝と猛虎打線を引っ張っている。チームとしてもDeNAに今季初勝利で今季最多タイの貯金2。ビジターは8勝1敗となった。

 帰りのチームバスへ向かう時には、球場外のBGMでアイドルグループ「CUTIE STREET」の「かわいいだけじゃだめですか?」が流れていた。キラキラのかわいさに勝った、かっこいい一打。「もちろん3つ勝つつもりで、しっかり準備したいなと思います」。虎の4番が連勝街道へと導く。

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