2軍虎党は熱狂 阪神・津田2回完璧4K “先発降格”発言に発奮から恩返し 平田2軍監督「努力しよったよ」

 2番手で力投する津田
 津田(左)と笑顔で握手する平田2軍監督(撮影・西田忠信)
 試合後にスピーチをする津田(撮影・西田忠信)
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 「ウエスタン、阪神4-1広島」(19日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 鮮やかな奪三振ショーに虎党は熱狂した。阪神・津田淳哉投手が2回を無安打4奪三振無失点の快投を見せた。富田の後を受け、二回から登板。先頭佐藤啓を一ゴロに仕留めると、ロベルトは空振り三振。内田にも2球目にこの日最速150キロの直球を投じ、4球目のフォークで空を切らせた。三回は仲田、持丸も空振り三振。回をまたいで4者連続三振だ。上本は三ゴロに仕留め、完全投球でマウンドを降りた。

 躍進の裏には指揮官の存在があった。3月9日の練習試合・巨人戦では5回7失点。同23日のウエスタン・中日戦では4回1/3を5失点。二度の背信投球で平田2軍監督に「もう先発させられへん」とまで言われた。「すごく悔しかった。(監督を)見返してやろう」。右腕は奮起した。これまでは自らのフォームの再現性に対して不安を抱えていた。球団アナリストの協力を仰いでフォームを見直し、迷いを捨て去った。「今はこれで打たれたらしょうがないぐらいの気持ちで投げられている」とメンタル面で飛躍的な成長を遂げた。

 平田2軍監督は「津田は努力しよったよ。良くなったね」と取り組みを認めた。「監督はたくさん声をかけてくれた。1軍で活躍して恩返ししたい」。恩師への思いを原動力に腕を振るう。

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