阪神・原口 貫禄の2安打4打点 降格後初戦で逆転2ラン&V二塁打 虎党の大歓声「ありがたい」

 4回、2ランを放ちヘルナンデス(左)と喜ぶ原口文仁(撮影・西田忠信)
 8回、2点二塁打を放つ原口(撮影・西田忠信)
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 「ウエスタン、阪神5-3広島」(18日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 異次元の速度で打球がレフトスタンドに突き刺さると、阪神・原口文仁内野手はゆっくりとダイヤモンドを一周した。2軍降格後の初実戦で2安打4打点。ベテランが格の違いを見せた。

 1点を追う四回1死一塁は、初対戦となった先発左腕・佐藤柳のチェンジアップを完璧に捉えた。打球は失速することなく伸びて逆転の1号2ランに。「切れるか、切れないかぐらいで感触は良かったですね」と振り返ったように打った瞬間の確信弾だった。

 これで終わらない。同点の八回2死一、二塁。高橋の初球のフォークをすくい上げ、左越えの決勝2点二塁打。「投手が代わっても練習の良かった部分を出せた」と手応えを口にした。

 今季も開幕1軍をつかんだが、6試合全て代打で出場して5打数無安打。13日に2軍降格となったが、気持ちを切らさずに野球と向き合った。平田2軍監督はミーティングで、若手に対して原口の取り組み方を手本にするように伝えたという。「やっぱりあの姿勢は若い子たちの(見本)。打つ打たんは別として、野球に対する姿勢は見習うところばかり。守備でも体で止めて前に落とすとか、そういうことをしっかりやってくれている」と評価した。

 原口は試合後、ファンの歓声に感謝した。「平日でもたくさん足を運んでいただける。緊張感もある。ありがたいと思います」。虎党の期待に応えるためにも、早期再昇格を目指す。

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