阪神・森木 地元高知で凱旋星 両親&恩師の前で5回2失点「このオフからが勝負」

 「ウエスタン、阪神タイガース5-2中日ドラゴンズ」(9日、安芸タイガース球場)

 まだ強い日差しが照りつける安芸は温かい拍手に包まれた。阪神・森木が地元・高知でプロ初の凱旋登板。両親、恩師が見守る中、今季ウエスタン3勝目を挙げた。

 「やっぱりうれしかったです。応援してくれる人がいることを忘れないようにしたい」

 地元で投げられる喜びをかみしめ、マウンドに上がった。7月6日のソフトバンク戦(タマスタ筑後)以来の公式戦先発は序盤から制球に苦しみ計6四死球。それでも5回2失点と粘りを見せた。

 奮闘する姿を小学生時代に所属した高岡第二イーグルスの石元恭一監督(53)もスタンドから見守った。森木が部員とともに招待してくれ、プロ入り後登板する姿を実際に見るのは初めて。「立派になってて、うれしい」と目を細め、「下で実力をつけて、長く1軍で活躍してもらえたら」と期待を込めた。

 ただ、森木自身は「このままじゃだめだっていうのは自分が一番わかってる」と話す。コントロールやフォームを課題に挙げ「このオフからが勝負」と覚悟を見せた。試合後には野球教室で地元の子どもたちともふれあい、初心に返った。

 技術的な面以上に、気持ちの面でも背中を押された一戦だった。「本当にそれは一番思ってますし、もっと頑張らなくちゃいけないと思ってます」と1軍で活躍する姿を地元の人たちに届けることを力強く宣言。ここから必ずはい上がっていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス