阪神・青柳「あそこで打たれるところが僕の未熟さ」5勝目も完封、完投逃し反省

9回、完投勝利目前で降板しベンチで悔しがる青柳(右から2人目)=撮影・開出牧
9回、完投勝利目前でロッテ打線に捕まり降板した青柳(50)=撮影・開出牧
今季5勝目を挙げた青柳(右手前)は、惜しくも完投を逃し苦笑いを浮かべながら矢野監督(左端)とタッチを交わす(撮影・開出牧)
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 「ロッテ2-6阪神」(28日、ZOZOマリンスタジアム)

 中7日での登板に臨んだ阪神・青柳晃洋投手が今季2度目の完封を目前で逃した。

 リーグトップタイの5勝目を挙げたが、あとアウトひとつで完投もならず。133球の力投も、青柳は「最後まで投げる気でしたし、投げたかったですし。失策がどうのこうのよりも、あそこで打たれるというところが僕の未熟さかなというところで」と振り返った。

 8回まで119球を投じて、迎えた6-0の九回。1死から熊谷の悪送球で中村奨に出塁を許すと、続く安田に右翼線へ二塁打を浴びて1死二、三塁とピンチ。小川の遊ゴロの間に1点を返された。なおも2死二塁で福田に中前適時打を浴びたところで、矢野監督がベンチを出た。

 それでも133球を投じ8回2/3を8安打2失点(自責は0)でハーラートップタイ5勝目をマーク。低めの制球で持ち味の打たせて取る投球を展開しつつ、この日は7三振を奪って八回までロッテ打線に三塁すら踏ませなかった。

 ロッテとの交流戦はこれまで2試合登板して0勝2敗だったため、初めての白星となった。「マリンは嫌いじゃないんですけど、ボコボコにされてるイメージはずっと持っていたので。何とか抑えることができたので、やっと勝てたなと思います」と安どの笑みものぞかせた。

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