元阪神・鳥谷氏 走健塾のランニング教室に初参加「運動、走ることに興味を持ってもらえたら」
元阪神、ロッテで活躍した鳥谷敬氏(40)が10日、大阪某所で「走健塾」が主催したランニング教室に参加した。
日頃、運動していない参加者も多かった同教室。鳥谷氏は一緒にトラックを走り、時には笑顔で話しかける場面も見られた。「これをきっかけに運動とか、走るとかに興味を持ってくれたら。体を動かすことに興味を持ってもらえたら」と話し、その上で「1年後には(参加者が)走っていることが当たり前になれば」と期待した。
04年から阪神に入団し、ロッテに在籍した昨季に現役引退。今は社会人野球チームのパナソニックで臨時コーチをしたり、今回のようなイベントに参加している。「経験していないことを経験するというのは唯一、できる時間ではあるから」と鳥谷氏は現役生活の際に味わえなかった時間を大切にしている。
「プロ野球のセカンドキャリアとしての、一つの形となるかもしれないっていう話もされていたんで。それだったら(ランニング教室は)誰もやっていないし、次の世代にもしかしたらつながるかもしれない。いろんな意味でプラスがあるんだなと思って、やらせてもらった感じです」
現役時代から準備を大切にしていた選手。走ることも重視していたが、現役を退いた今も2日に1回は10キロ走を行い、ランニングを習慣化しているという。ストイックさは、決して変わっていない。