【岡田彰布氏の眼】阪神・佐藤輝は力みのない良いスイング 大山は持ち味を見せた本塁打

 1回、佐藤輝は左前に適時打を放つ(撮影・山口登)
 3回、大山は左越えにソロを放つ(撮影・山口登)
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 「練習試合、阪神2-6日本ハム」(8日、宜野座村野球場)

 今年初の対外試合・日本ハム戦で阪神の大山と佐藤輝が結果を残した。2人ともクリーンアップを打たなければいけない選手。まだ第2クールとはいえ、順調な調整ぶりを感じた。

 佐藤輝は3点を先制された後の初回2死三塁でポーンと軽く打ち返して左前適時打を放った。逆方向へ本塁打と二塁打を放った5日の紅白戦に続いて力みのない、良いスイングができていた。

 去年はチャンスになると力が入っていたが、シーズンでも走者、点差など状況を判断した打撃ができるようになれば成績は上がる。

 三回2死の右翼線二塁打も2球で追い込まれた後、低めの球をうまく打ち返した。感覚的には「勝手にバットが出てしまった」という感じだと思うが、あれでいい。追い込まれた後、自然に体が反応するようになれば三振も減るだろう。

 大山が三回2死で放った左越えのソロは、高めの球をうまく仕留めた。欲を言えば、初回1死二塁でカウント2-1から外角低めの変化球を打った右飛がもったいなかった。去年までの大山の打撃を見ていると、右方向に強い打球が飛ばない印象がある。三回の本塁打のような打撃ができるのだから、配球などを読んで力強く引っ張れる打撃を目指してもらいたい。

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