【岡田彰布氏の眼】阪神に提言 練習のための練習NG 走者つけず投内連係…送球ミス続発

 投内連係で悪送球し、矢野監督(左)から指導を受ける村上(撮影・山口登)
 投内連係で三塁へ悪送球する村上
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 「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)

 メイングラウンドで行われた投内連係で送球ミスが目立った。投手では村上、石井、内野でも大山、小幡が悪送球した。投内連係や挟殺など、失点につながる確率が高い連係プレーのミスは絶対に減らさないといけない。

 阪神はチームの失策数が4年連続で12球団ワーストだが、数の問題だけではない。昨季はこの日のようなミスだけではなく、記録に表れないミスで余計な進塁を許し、致命傷となる得点を奪われて敗れた試合があった。

 まして、昨季はゲーム差なしの2位で優勝を逃した。同じことを繰り返さないためにも、今日のような防げるミスはなくさなければならない。

 また、今日は走者をつけておらず、併殺を狙って二塁から一塁へ送球する際、走路に入って送球をする選手もいた。シーズンではそんなに簡単に送球はさせてくれない。練習のための練習ではなく、試合を見据えた取り組みをしてもらいたい。

 今日は1、2軍の当落線上にいる選手のミスが多かった。首脳陣も見ている中で、もったいないプレーだった。私は現役時代にサブグラウンドでの個別練習でしっかり練習して、メイングラウンドでの連係プレーなどは絶対にミスをしないようにしていた。連係の練習はチームとしての確認作業や、選手個々のけん制のタイミング、バント処理のスピードなどを確認するために行うからだ。

 それぞれの技術面での課題は個別練習で克服し、全体練習は高いレベルで取り組めるようにしてもらいたい。

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