阪神・高山マルチ安打 今年の実戦打率・444!必死のアピール続く
「練習試合、DeNA2-6阪神」(18日、アトムホームスタジアム宜野湾)
マルチ安打にも笑顔はない。「1番・中堅」で先発出場した阪神・高山俊外野手(27)が初回に中前打、二回にも右前打を放ち、マルチ安打を記録した。
これで今年の実戦で18打数8安打、打率・444。「状態がいいか悪いかは分からないけど、自分の思っているところは分かっている」。昨季終盤からファームで取り組んできた新打法が好結果を呼んでいる。
この活躍に井上ヘッドコーチは「俺も負けないぞ!くらいの気持ちで結果を出していくっていうのは、先輩の意地とテル(佐藤輝)の加入による相乗効果かな」とニンマリ。それでも矢野監督の要望はもっと高い。「さらにどん欲にね。最後の打席でもう1本ね。ちょっと自分のスイングではなかった」と3ボールから打ちにいき、左飛に倒れた九回の凡退に言及した。
高山も自分の置かれている立場は十二分に分かっている。「今は主力が出てないから出ているだけ。別に今は打ったからってどうもこうもない」。必死のアピールを続けていくしかない。