阪神は１日、５選手の背番号変更を発表。岩崎優投手（２９）は「６７」から「１３」に決定した。

　来季の抑え候補に挙がる岩崎が、同じ背番号「１３」で活躍した元中日の守護神・岩瀬氏を目指す。４年連続４０試合登板を果たすなど、不動のセットアッパーとしてチームを支えた左腕。１６年ぶりのリーグ優勝へ、鉄腕としてチームをけん引する。

　今季はプロ初セーブを挙げるなど４１試合に登板して５勝２敗２セーブ、１７ホールドで防御率１・８２。勝利の方程式の一角として働いた。長年ブルペン陣を支えてきた能見と藤川が去る来シーズン。自らが引っ張っていく立場であることを自覚している。

　矢野監督が求めるのは、絶対的守護神として中日の黄金時代を支えた左腕の姿だ。「岩瀬を目指すとかさ。岩瀬を追いかけるというのがモチベーション上がってやれるんなら、すごいいいこと。タイガースの１３って岩崎やなといわれるようにしていくのが大事」とさらなる奮起に期待を寄せた。

　来季は同い年の岩貞が投手キャプテンを担う。“岩岩コンビ”で協力し、求めるのは個人の数字よりもチームの勝利だ。「タイガースの投手陣の中でも一番若い背番号になるので、そういった意味でも投手陣を引っ張っていけるように頑張りたい」と岩崎。新たな番号で８年目のシーズンもフル稼働する。