阪神・梅野 背番号「2」憧れ城島氏継承 「恥じないプレーヤー」へ日本一成し遂げる

 阪神は1日、5選手の背番号変更を発表。梅野隆太郎捕手(29)が「44」から「2」、岩崎優投手(29)が「67」から「13」、北條史也内野手(26)が「2」から「26」に決定した。梅野は幼い頃から憧れの存在だった城島健司氏(44)=現ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー=が阪神で背負った番号を継承。「それに恥じないプレーヤー」と日本一の捕手になることを目指し、新背番号を自分色に染めていく。

 日本一の捕手を目指すために、梅野は決断した。30歳を迎えるプロ8年目、「若い番号でチームの顔」を目標にしてきた背番号44が選択した新背番号は「2」。幼い頃から憧れ、ダイエー(ソフトバンク)、マリナーズ、そして阪神で城島氏が背負ってきた番号を継承する。

 「小さい時、ダイエーでジョーさん(城島)が2番を付けてて、格好(かっこ)いいなと。日本のトップ、スポーツ界を引っ張っていく中で、タイガースという注目されている球団で『若い番号を付けたい』。話が来た時にそう思ったので、2番を選ばせてもらった」

 福岡県出身の梅野にとって、城島氏は憧れの背中だった。子どもの頃は、ダイエー時代の城島氏の下敷きを買うほど「大好きだった」と振り返る。球団からは背番号2以外に27なども提示され、約1週間熟考を重ねた。それでも最後は、幼き日に憧れた記憶と自身の意思とを照らし合わせ「2で頑張ろうと思えた」と裏側を明かした。

 背番号2=梅野という印象をファンに与えられたら最高だ。「生え抜きで誰かと言ったらまだそんな…。自分の番号にできるチャンスなのかな」と梅野。続けて「そこはプレーヤーとしてはトップを目指すくらい。ファンのみんなに、輝いた背番号2を見せられるように」と約束する。

 生半可な覚悟ではない。憧れ、目標としてきた城島氏に負けない捕手を目指す。

 「目標で終わらずに、(2番に)恥じないプレーヤーとしてファンに喜んでもらう、愛されるプレーヤーに…。2番という数字でリーグ優勝、日本一になるためにやりたい」

 新たな番号を背負い、16年ぶりのリーグ優勝、36年ぶりの日本一に向かって大海原へかじを切る。城島氏を超える「スーパーキャッチャー」になる挑戦が始まる。

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