阪神・大山が来季チームキャプテン「覚悟と責任感」投手キャプテンは岩貞
阪神は29日、来季からチームキャプテンに大山悠輔内野手、投手キャプテンに岩貞祐太投手が就任することを発表した。
矢野監督が甲子園での秋季練習開始前に円陣で発表。全体を引っ張るチームキャプテンに指名した大山に対しては、「大山にはどちらかと言えば、ぐいぐいと引っ張っていくキャプテンでは現状、ないかもしれませんけど、大山らしくその立場からどう成長していくかを楽しみにしたいと思います」と期待を込めた。
大山は4年目の今季、主に4番として116試合で打率・288、リーグ2位タイの28本塁打、同3位の85打点を記録。今年12月には26歳を迎え、今後はチームの中心として期待される。
矢野監督からは28日に伝えられたことを明かし、「チームの勝敗を全て背負うというか、そういうような覚悟と責任感を今年以上にもっともっと強く持って、やっていきたいなと思っています」と話した。
投手キャプテンを託される岩貞は、今季途中からリリーフに転向。38試合に登板して7勝3敗、防御率3・30と奮投した。
今季限りで藤川が現役を引退し、能見も退団。来季8年目を迎える岩貞には、投手陣の大黒柱としての期待がかかる。「球児さんもそうですし、能見さんもそうですし、言葉、背中、いろんなところで引っ張っていく方を見てきたので。お二方には全く足元にも及びませんが、みんなで頑張っていく、輪の中心でいられるようにやっていきたいと思います」と決意表明した。
また、阪神では2019年から2年間は糸原がキャプテンを務めていた。矢野監督は糸原に対して「特に今年はすごく成長して、チームを引っ張って、チームを前に向けてくれました。糸原は名誉キャプテンということで、大山をサポートしてくれる立場になってくれると思いますし、僕としてはもちろん、全員がキャプテンという気持ちでやってもらえればもっとうれしいので」と話した。