阪神・藤浪 1287日ぶり聖地星だ!4日今季ラス投、来季先発へつなぐ

 4日・ヤクルト戦に先発予定の阪神・藤浪晋太郎投手(26)が2日、甲子園室内練習場で投手練習に参加した。2017年4月27日・DeNA戦以来、1287日ぶりとなる“甲子園白星”へ意欲を燃やした。約1カ月間の中継ぎを経て、先発復帰したブルペンデーの前回10月28日・中日戦は4回を2安打1失点(自責点0)と好投。今季ラスト登板を快投で締めくくり、来季へつなげたい。

 躍動感あふれる姿が、心技体の充実ぶりをうかがわせる。藤浪の先発復帰2戦目、4日・ヤクルト戦の舞台は再び甲子園。2017年4月27日・DeNA戦以来、1287日ぶりとなる“聖地星”へ、決意をにじませた。

 「久しぶりに先発の調整をしましたけど、いい感じでできているので、ゲームで出せるようにできればいいかなと思います。(甲子園で)もちろん勝ちたいのは当然ですけど、まずは自分のピッチングができるように、その上で勝ちが付いてくればいいと思います」

 視界は良好だ。今季初のブルペンデーとなった10月28日・中日戦は先発で4回を2安打1失点と好投。「いけるところまでという話だったので、あまり深く考えず序盤からと思った」。最速158キロを計測し、6三振を奪った直球には力強さが戻り、ピンチでの投球にも粘り強さが出た。今回も中継ぎ経験を生かしつつ、長いイニングを投げる考えだ。

 「序盤からしっかり投げることに変わりはない。先発で長いイニングというのも意識して。あまり器用なタイプじゃないので加減してストライク取ったりはできない。ある程度、腕は振りつつ、配球の面だったりで、工夫できたらと思います」

 約1カ月間の中継ぎでは13試合で7ホールド、防御率2・35と結果を残し、自己最速を162キロまで伸ばした。セットアッパーとしての評価は急上昇したが「やっぱり先発やりたいなっていうのは個人的には思っています」とこだわりは強い。来季を見据えても、重要なマウンドとなる。

 この日はブルペンに入り、雨音が響く室内練習場で汗を流した。今季は試練の連続も、前を向いて復活ロードを歩んできた。最後は聖地の「申し子」の称号を取り戻す。

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