阪神2軍 及川が5回4安打2失点の力投 与四球1と制球安定

 帽子を飛ばしながら、躍動感溢れる投球を見せる及川(撮影・高部洋祐)
試合前、キャッチボールで調整する阪神・及川雅貴(手前)=撮影・高部洋祐
オリックスに勝利し、最後を締めた阪神・伊藤和雄(右端)らを迎える阪神・及川雅貴(中央)=オセアンバファローズスタジアム舞洲(撮影・高部洋祐)
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 「ウエスタン、オリックス-阪神」(22日、オセアンバファローズスタジアム舞洲)

 先発した阪神のドラフト3位・及川雅貴投手(19)=横浜=は5回4安打2失点。自己最長タイとなる5回を投げきり、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 この日は課題の制球も安定。与えた四球も1つだけだ。最速144キロの直球と、スライダー、カーブといった変化球をうまく使い打者を手玉に取った。

 失点したのは四回。先頭・ロドリゲスに142キロ内角直球で詰まらせたが、中前へのポテンヒットを打たれた。無死一塁で打席には4番・頓宮。2球目だった。143キロの直球を捉えられ、特大の左越え2ランを浴びた。

 それでも許した失点はこの2点だけ。五回は9球で三者凡退に打ち取るなど、落ち着いた投球を披露した。

 5回を球数75球にまとめて降板。チームは1点リード中だ。ルーキーイヤーの今季は6月25日のウエスタン・オリックス戦(甲子園)で中継ぎとして挙げた1勝のみ。

 このまま勝てば、先発での初勝利。さらに約4カ月ぶりの勝ち星となる。同期の西純や井上に負けじと存在感を示したい。

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