阪神が注目!近大・佐藤 糸井2世や!走攻守そろった1位候補

 今秋のドラフト会議に向け、阪神が注目する候補選手を紹介する「虎が追う」。今年の第1回は近大・佐藤輝明内野手(4年・仁川学院)だ。大学球界屈指のスラッガーであり、豪快なスイングから放たれた打球は大学生とは思えないほどの飛距離を誇る。「糸井2世」とも称されるほど三拍子そろった選手であり、1位候補としてのポテンシャルを十分に秘めている。

 ポテンシャルをたっぷりとつめこんだ体格から、豪快なアーチを連発する。高校時代は無名だったものの、佐藤が携えるスケールの大きさは全国の大学球界でもトップクラス。リーグ戦の開幕は延期されている状況ではあるが、ドラフト1位候補としての資格は十分だ。

 「今年は副キャプテンをやらせてもらっているので、まとめてやっていければと思っています。(個人としては)高い評価をしてもらえるように頑張りたい」

 身長187センチ、体重92キロという恵まれた体格を生かした大砲だ。力強い打撃が何よりも魅力となるが、50メートル走6秒0の俊足を生かしたプレーにはスピード感があり、「走攻守」の三拍子そろった選手。主に三塁を守るが、同じ近大出身ということもあり阪神の「糸井2世」と称されることも多い。

 昨年は6月に右肘を故障したこともあり、秋季リーグ戦では2本塁打を記録したものの、打率・188と思うような成績を残せなかった。ただ「肘は大丈夫です」と不安なく今春を迎えている。

 3月に予定されていた阪神2軍との練習試合は降雨中止になった。アピールの機会に恵まれなかったが、昨年3月の阪神2軍戦では、2安打1打点を記録しただけでなく、試合前の打撃練習から柵越えを連発し、集まったスカウト陣を驚かせた。昨年の段階で、阪神の畑山統括スカウトは「飛ばす力もあるし、プレーもダイナミック。見ていてワクワクするような選手」と評価は高かった。

 ここまでリーグ戦では通算11本塁打をマーク。現在の関西学生野球連盟での通算最多本塁打数は、近大・二岡(現巨人3軍総合コーチ)が記録した13本塁打となっている。リーグ戦が通常開催といかない状況だが「(指名されるなら)1位でいければ」と話しているように、高い志を持って準備を整える。

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