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秋山 12勝フォーム改良でキレキレ!復活で先発ローテ“大補強”や

 矢野監督(奥右)と安藤コーチ(同左)が見守る中、フォームを修正して投げ込む秋山
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 阪神の秋山拓巳投手(28)が6日、新フォームの手応えを明かした。上半身の体の使い方を変えたもので、ブルペンを視察した矢野監督も絶賛。12勝した2017年シーズンの球質を例に挙げ、「勝っていた時のボールがきていた」と評価した。今季は西の10勝がチーム最多。終盤は駒不足に悩んだだけに、先発投手の整備は喫緊の課題。秋山復活はチームの大きな“補強”になる。

 小気味よいミット音がブルペンに響く。寸分違(たが)わぬ制球に、投げる秋山から笑みがこぼれる。思わず矢野監督も歩み寄り、確かな変化の理由を聞いた。「ベース上の球が強い。アキ(秋山)らしいボールがいっているな」。12勝した17年シーズンの球質を例に、賛辞の嵐はやまなかった。

 「今シーズンで一番よかった。勝っていた時は低い球がボールに見える。伸びるから。それで見逃し三振が多かった。キレが今日みたいにくれば、勝てる方向には絶対にいく」

 変化の理由はフォームの改良にあった。第1クール最終日の3日。片山ブルペン捕手に胸の開きを指摘された。毎日のように球を受ける裏方スタッフ。“いい時”を知るだけに、微妙な変化を感じ取っていた。球のキレ、質を求める中で両手を広げる際に、胸の開きが大きくなり過ぎていた。秋山が解説する。

 「自分から(胸を)使おうとし過ぎないように。いい時はしっかりと胸が使えていた。それを出そうとし過ぎて、自分から使いにいっていた感じです」

 自然な動きを意識することで、スムーズな体重移動が可能に。結果的に腕も上がって角度が付き、球のキレだけでなく、制球も安定した。「久々の感覚。狙ったところに投げられる雰囲気が出てきた」。右膝の痛みに悩まされ、昨オフに手術。今季は10試合の登板で4勝3敗に終わった。

 3位に浮上したチームは終盤、先発の駒不足に悩まされた。1年間、ローテを守ったのは西と青柳。来季、15年ぶりのリーグ優勝には、先発投手の整備が不可欠だ。望月や小野、才木や浜地ら若手の有望株も多いが、経験豊富な中堅の力が必要だ。秋山復活はチームの大きな補強になる。

 7日にはシート打撃に登板する。長くフォームを模索してきた中、ようやく一筋の光を見つけた。「続けることができたら、メドが立ちそうです。ここまでやってきて1個、決まった。意欲的に取り組んでいきたい」。実りの秋が後押しする。“17年フォーム”が復活の象徴。安芸の地で得たヒントを胸に、2020年シーズンに挑む。

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