阪神新外国人候補にサンズ浮上 とにかく打てる大砲を…来季に向けてリストアップ

2019/08/16

 次戦へ向け新幹線で移動する矢野監督(撮影・北村雅宏)

 阪神が来季の新外国人調査の方針として、左右を問わずに野手の長距離砲をリサーチしていることが15日、分かった。7月末からの韓国球界視察では、キウムのジェリー・サンズ外野手(31)をリストアップ。8月上旬には球団幹部が渡米しており、その他候補の調査も進行中だ。残り33試合でマルテ、ソラーテも見極めつつ、打線の核となれる存在を模索していく。  首位・巨人と8・5ゲーム差の4位。矢野阪神1年目は14年ぶりのリーグ優勝が、厳しい状況となっている。ここまで低迷している原因は明確だ。

 総得点はリーグワーストの403点。同1位・巨人の520点と117点もの差があり、得点力不足が露呈した。チーム本塁打数もリーグ5位の73本で上位3チームとは30本以上の差があり、長打力を欠いたことがその要因に挙がる。

 課題克服へ向けて、球団はすでに動いている。球団幹部は「右だろうが、左だろうがきっちりと打ってくれる大砲が欲しい」。一振りで流れを変えられる長距離打者を-。確固たるテーマを持って、新外国人の調査を進めている。

 7月30日からは韓国野球委員会(KBO)に球団幹部を派遣。熱視線を送った1人が、キウムのサンズだ。同幹部は「リストには入っています。彼を見にいったというのはあるんでしょうね」。今オフの補強候補としてリストアップしているという。

 右打ちのサンズは、193センチの長身から繰り出す力強いスイングが持ち味。メジャーでは通算10本塁打ながら、3Aでの96本塁打などマイナー通算180本塁打を放っている。

 18年8月からネクセン(現キウム)に移籍し、1年目は25試合で12本塁打。今季は109試合で打率・318、24本塁打、98打点で、本塁打、打点でリーグトップに立っている。14日・LG戦では2本塁打を含む4安打6打点を記録するなど、勝負強い打撃も際立っている。

 ただ、阪神は17年オフにハンファからロサリオを獲得したが、結果を残せず1年で解雇した経緯がある。球団幹部はサンズについても「しっかり見極めないといけませんから」と韓国球界のレベルも考慮して、慎重に調査していく方針だ。

 今後は米国視察の報告を受け、精査する見通し。また、マルテとソラーテが残留する可能性も残されており、球団幹部は「まずは(残り)30何試合で打ってくれることを期待したい」と話した。補強なのか、2年目のマルテ&ソラーテに託すのか。さまざまなプランの中から、矢野監督を支える布陣を探っていく。