ダル速攻反論 “切腹物議”野々村元監督TV発言にも「怪我から守る努力は当たり前」

 米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手が11日、ツイッターに新規投稿。全国高校野球選手権の岩手大会決勝で大船渡高が、163キロ右腕佐々木朗希投手を起用せず敗れた件を巡り、この日、島根・開星高校野球部元監督の野々村直通氏(67)がテレビ番組で「あり得ない。投げさせないことが」と発言したことに、速攻で反応した。

 甲子園敗退時の「末代までの恥」「腹を切りたい」発言が物議をかもした野々村氏が、この日放送のテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」に出演。「将来のためにも故障したらだめですよ」としたうえで「限界だと思ってるけど、まだやれるよって教えるのも教育」「球数制限なんてナンセンスきわまりない」「持論ですけど、高校野球の場はひとりのプロ野球選手を育てる養成所じゃない」と述べた。

 ダルビッシュはすぐさまこの発言を報じたネットニュースを引用して、持論を展開した。

 「子供達を怪我から守るために最大限努力するのは当たり前の話です」と指摘。「怪我にいいことはない。健康を維持する努力を前提とし、そこから勝つ為の努力を。その中で育った子供達が大人になれば、将来野球に限らずあらゆる分野で良い指導ができると思います」とツイートした。

 ダルビッシュはこれに先立つツイッター投稿でも「自分が一番大事だと思うのは子供達の健康であり、健康を維持した上で一人でも輝く選手が増えることだと思っています」と主張。「暑い中、長時間練習させたり、試合や練習で何百球も投げさせるのは教育ではありません」と訴えた。

 スポーツ庁の鈴木大地長官が高校野球の変革期にあることを指摘した記事を引用し、「素晴らしいです」ともツイートした。

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