矢野新監督、投手陣配置転換も 岩崎先発復帰検討
阪神・矢野燿大監督(49)が20日、投手陣の配置転換の可能性を示唆した。現在、左の先発の数が少ないこともあり、今季中継ぎだった岩崎を先発に戻すことも考えながら、秋季キャンプから構想を練っていく。
「岩崎にも話はしようと思っている。(先発に戻すかどうかは)話してみてからやな」
チームとしては、左の先発に関しては外国人補強を検討しているところ。同時に、チーム内の配置転換で左の先発の少なさを補うプランがある。岩崎は昨年に続いて2年連続で60試合登板を記録。ブルペンに欠かせない投手だが、指揮官の中にはいくつかのバリエーションが存在する。
「オレは今年2軍やったけど、左で島本も飯田もオレはいけると思う。そうなった場合には(岩崎の)先発もありえるなと思っている。逆に島本と飯田はおれの中で先発としては考えにくい」
今季、2軍で成長を見ていた島本や飯田が、1軍で左の中継ぎとして計算できれば、岩崎の先発復帰もありえるということになる。もちろん、これもまずは岩崎の話を聞いてから。「中継ぎの部分で能見もそうやし、どうなるか分からんけど」。この日はフェニックス・リーグで呂彦青も好投した。あらゆる可能性を消すことなく、チームとして最善の形を模索していく。