金本監督が前半戦を総括「想像していたより厳しい」【一問一答1】

後半戦へ向け、巻き返しを誓う阪神・金本知憲監督=鳴尾浜(撮影・田中太一)
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 阪神・金本知憲監督が11日、前半戦の総括会見を行った。ここまで思い通りにいかなかった戦いを振り返った上で、後半戦の巻き返しに向けたキーマンとして、藤浪やロサリオらの名前を挙げた。

 -前半戦74試合で35勝38敗1分け。振り返ってどうだった?

 「やはり、想像していたよりは厳しい前半戦になったのかなと思ってます」

 -厳しいと感じるのはどの部分で?

 「守備面でのミスからの失点と、打つ方ですかね。得点力不足というのは一番で。あとは内野の守備の乱れとか、その2つが大きかったですね」

 -投手陣の防御率はリーグ1位。

 「特に先発陣は、特に4月、5月は長いイニングを投げてくれて本当に頼もしい限りで。ちょっと、6月後半から打ち込まれるシーンもあったんですけど、1年を通して見れば、そういう時期が必ず来るんですけど、全体的に見れば、先発陣はよくやってくれました」

 -野手は植田や陽川の活躍もあったが、前半戦で手応えを感じた部分というのは?

 「野手に関しては実はあまり手応えを感じてないんですけど、唯一挙げるとすれば、後半に陽川がいいところで打ってくれて。ツーストライクに追い込まれた後のバッティングというものがね、あとはさらに得点圏というところで。何かつかんだのかなというバッティングを見せてくれまして。そこは手応えを感じてます」

 -課題や誤算は?

 「僕が就任して3年目ですが、1年目、2年目と特に若手の底上げに取り組んできましたけど、なかなか、何人かの期待した選手が伸び悩んでるという、計算外というか計算違いなところは野手に関しては多いです」

 -伸び悩んでいる選手が突き破るためのポイントは?

 「打席での対応力と言いますか、考える力だと思います。みんな体力も付いてきて、振る力も付いてきて、そこそこ体も強くなってきたんですけど、対応力が欠けてるのかなと思います」

 -前半戦で野手、投手でそれぞれがんばってくれた選手を挙げるとすれば?

 「投手で言えば、メッセンジャーかなと思いますね。野手はちょっと思い浮かばないですね…さっき言いました6月中盤ぐらいからの陽川ぐらいですかね。ちょっと出てこないですね、野手に関しては…あっ、いました、糸井がいました。糸井は本当にいいところで(打った)。今はケガしてるんですけどね、守備面でミスは多かったですけど、打つ方ではチーム三冠王ということでよくやってくれました」

 -メッセンジャーを挙げた理由は?

 「先ほど言いましたが打者に欠けている対応力ですか、実戦力と言いますか。メッセンジャーはだいぶ年齢もいってきて球威も落ち気味なんですけど、その分を実戦力と言いますか、相手との駆け引きとかコーナーをついたり、低めをついたり、緩急を付けたりとか。そこら辺のうまさというか、そこが理由だと思います」

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