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高山V撃で4連勝 途中出場で難敵バルデスの初球ガツン!

 8回、勝ち越しタイムリーを放ち、一塁を回る高山(撮影・田中太一)
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 「阪神2-1中日」(17日、甲子園球場)

 この強さはホンマもんや。阪神は1-1の八回2死二塁、途中出場していた高山俊外野手(24)の適時二塁打で勝ち越しに成功した。継投策も見事にはまり、今季3度目の4連勝で貯金は12。今季最少タイの3安打でも勝利をものにした。今の金本阪神は接戦でも負ける気がしない。このまま首位を突っ走るでぇ!

 無我夢中で振り抜いたバットに、高山の意地が詰まっていた。白球は中堅・大島の頭上を悠々越え、二走・荒木が勝ち越しのホームへ。「詰まっていたんですけど、風に乗ってくれて良かったです」。24歳の青年は笑みを浮かべ、盛り上がる一塁ベンチへ向けて右腕を突き上げた。

 「あの打席が初めてだったんで、初球から行こうと思ってました。なかなか点が入らない展開でしたし、結果が出て良かったです」

 1-1の八回2死二塁。好投を続ける先発・バルデスの初球、甘く入ってきた球を一発で仕留めた。この日は、八回の守備からの途中出場だったが「打者に話を聞いていました」と高山。情報を頭に入れ、狙い球を絞り、仕掛ける。「準備はしていました」と価値ある一打に胸を張った。

 勢いに乗るチームは4連勝を飾り、貯金は12。背番号9も、お立ち台で「左右関係なくああいう場面で打てたというのが、僕にとって大きいかなと思います」と勝利の余韻に浸った。打率・260とまだ本調子ではないが、前向きに復調を目指している。進化した強い体で、壁を乗り越えようとしている。

 日大三高に入学した15歳の春。高山は1年生の中で特に体が弱い選手だったという。早朝5時半からの朝練に始まり、午後の練習は深夜に及ぶこともあった。厳しい鍛錬を積んでいた教え子を、同校野球部の小倉全由監督は懐かしそうに振り返る。

 「あんなに立派な体をしているのに、よく体調不良で休んでいましたよ。熱が出て、コーチに車で家まで送って行ってもらったことは何度もありました」

 基本的な体作りから始まった高校生活。どんぶり飯を食べ、屈強な体を作り上げてプロへの道を切り開いた。現在、高山はサプリメントを取るなど、より栄養面に気を使いながら日々を過ごしている。強い体こそ、野球人としての最大の武器-。青春時代の苦い記憶が、根底を支える。

 「ベンチの雰囲気も本当にいいですし、みんなが勝ちに向かってひとつになって、(好調の要因は)そういうところだと思います」

 2位・広島に2・5ゲーム差をつける金本阪神。まだまだ、上がり目はある。昨季、新人王に輝いた高山の完全復活。歓喜の秋へ、挑戦は終わらない。

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