江越“金本打法”早くも体現!二塁打2本

 「阪神秋季キャンプ」(3日、安芸)

 阪神・江越大賀外野手(21)が3日、秋季キャンプの紅白戦で、白組の「4番・中堅」で出場。2本の二塁打を放つなど猛アピールした。金本知憲監督(47)から熱血指導を受け、軸回転で打つ「金本打法」を習得中だが、実戦で成果をいきなり披露した。

 4番江越が指揮官の熱意に応えた。紅白戦で2本の二塁打を放つなど躍動。「取り組んでいるものが出せたと思います」。金本監督も現役時代に意識を置いた軸回転のスイング。まだぎこちないが、完全習得へのきっかけになりそうな2安打だ。

 「今までだったら、この日の内角の球には詰まっていたと思います。うまくさばけましたし、ミスショットもなく捉えられました」

 初回無死一、三塁。松田の内角高め直球を強振し、左翼線に適時二塁打を放った。四回の先頭では、左腕・島本に懐を攻められたがうまく体を回転させて捉え、今度も左翼線に二塁打。軸回転で打つ「金本打法」を体現した。

 金本監督は「一番振る力はあるな、という印象。1軍で試合に出ている選手だな」と、この日の打撃を評価した。試合後の特打では、6本の場外弾を含む24発の柵越え。フルスイングが自身の一番の長所だということは自覚している。だからこそ、一球たりとも力を抜くことはない。

 前日のフリー打撃では、歩み寄った指揮官から約15分間の熱血指導を受けた。「まだ甘いよ。頭から下半身まで一本の串で刺されていると思って打ちなさい!」と軸を意識した打撃を求められた。以前から振り出す際に体が前に突っ込む癖があった。わずかなブレも見逃さない金本監督の指摘を、真摯(しんし)に受け止めて修正する。少しずつであるが手応えも感じている。

 突然組み込まれた紅白戦で、白組の4番に指名された。対外試合ではないとはいえ、その意図は想像に難くない。「まだまだこれからアピールしていきたいと思います」。金本監督に次代の4番候補として期待を寄せられている。結果を出し続け、その椅子をつかみ取る。

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