金本監督感じた!江越に後継者の可能性

 阪神・金本知憲監督(47)が30日、甲子園での練習で初めて、ユニホーム姿を披露した。現役時代と同じ背番号「6」のユニホームで、精力的に選手を指導。自身の後継者になる可能性を秘めた江越大賀外野手(22)の来季の飛躍に、大きな期待を寄せた。

 甲子園での秋季練習前。テレビカメラ10台、そして多数の報道陣が注視する中、背番号6を背負った金本監督が、背番号31のユニホーム姿の掛布2軍監督とともにグラウンドに登場した。現役時代と全く変わらない姿があった。

 「久しぶりなんでね。まあちょっと恥ずかしいような…。新鮮といえば新鮮ですしね」。前日の秋季練習まではジャージー姿だったが、戦闘服にチェンジし「確かに気分も変わりましたね」と、その表情は引き締まっていた。

 同じだったのは背番号だけではなかった。ユニホームのサイズも現役時代と全く同じだった。「ちょっとブカブカという印象ですね」と苦笑いを浮かべた。サイズを変更する必要がなかったのは、トレーニングを続けた「自己管理」のたまものだった。

 この日もグラウンド中を動き回った。大和、陽川、中谷らに精力的に打撃指導を行った。甲子園での秋季練習最終日。指揮官は「このメンバーの中ではね、振る力ってのは江越は群を抜いてますね。さすが1軍でね、打率は低いですけど、そこそこ長打を打ってきた片りんはありますね」と目を細めた。

 自身の後継者になる可能性を秘めた22歳。1年目の今季は56試合に出場し、打率・214ながらも5本塁打とパンチ力を見せた。待望の和製大砲候補。新監督から打撃指導を受けた江越は「右手を意識してやれ、と言われました」と感激した様子だった。

 当然、課題はある。金本監督は「彼はある程度、(打撃の)形はできているから」とした上で配球を読み、ヤマを張り、相手との駆け引きなど実戦経験を積むことも大事だとした。来季が2年目となる江越に、ポテンシャルの高さを感じている。

 「来年、一気にブレークするかもしれないしね」。次代の虎を背負う若武者に大きな期待を寄せた。

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