怒りの西岡「負けたらあかん試合」

 「巨人4‐0阪神」(27日、東京ド)

 やられたらやり返せ!必勝を誓った首位・巨人にまさかの完封負け。阪神・西岡剛内野手(29)は「腹立たしい。この悔しさをあすにぶつける」と言った。首位・巨人とは6ゲーム差。でもあきらめることなど何もない。可能性がある限り、どん欲に勝利に向かうだけ。それが猛虎のあるべき姿だ。

 西岡が語気を強めた。勝たなければいけない一戦に敗れ、今季17度目の完封負けというダメージを食らっても背番号7の心は折れていなかった。「6ゲーム差で残り(直接対決が)6戦。他力本願じゃなく自力で優勝を目指していかないといけない」。その声がまるでチームを鼓舞するように、東京ドームの暗い通路に響く。

 勝ち方を知る男だからこそ、ターニングポイントははっきりとしていた。初回、粘った末に選んだ四球でもなく、難攻不落の内海からチーム唯一、放ったマルチ安打でもない。2点を先制されて迎えた三回。先頭で迎えた第2打席、内角直球にバットが出ず見逃し三振に倒れた。

 「点を取られた直後で、取り返しに行く、チームに勢いをつけないといけないところで、見逃し三振は一番、やってはいけない。そこがキーポイントだったんで」。今季初顔合わせの左腕が投じたクロスファイヤーは、微妙にシュート回転してストライクゾーンに収まった。他の右打者も同様に、腰を引くような形で見逃しを奪われた。

 意外な軌道だけに初対戦の打者を責めることはできないが「それでもストライクなんで」と一切の言い訳を封じた。まだ序盤だけに、出塁して反撃の姿勢を示せればゲームは違った展開になっていた。結果的に三回は三者凡退で、制球に苦しんでいた内海を乗せてしまった。相手に主導権を渡し、四回には致命的な2点を奪われた。

 「負けたらあかん試合だった。負けたことが悔しいし、ファンの方たちも腹立たしいと思う」と敗北の責任を一身に背負った。ただ塁に出れば左足がアンツーカーと芝生の切れ目に乗るほど、大きなリードを取って内海に重圧をかけた。初回には「1番としてチームに気合が入っているところを見せたかった」と初球、2球目の変化球に対して果敢にフルスイングで立ち向かっていった。

 それでも打ち砕けなかった宿敵の壁‐。連勝は4で止まり、28日の第2戦に敗れるか引き分けるかで巨人に、優勝マジックが点灯する。「切り替えてと言うよりは、悔しい気持ちを明日、ぶつけるしかない」。リードオフマンの目はまだ力を失ってはいない。優勝の可能性が1%でもある限り、西岡のキバは簡単に、折れない。

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