黄金ルーキーに先輩の貫禄を見せつけた。阪神・西岡剛内野手（２８）が２３日、シート打撃で藤浪と対戦。初めて対峙（じ）する大阪桐蔭の後輩から唯一の安打となる中前打を放った。

　１打席目はフルカウントからの６球目。真ん中に甘く入ってきた直球を中堅やや右へはじき返した。「特に良かった」と感じたスライダーで空振りを取られる場面もあったが「球の勢いもあるし変化球のキレもある」と評価した

　２打席目は２球目に遊飛に打ち取られたが、初対決の８球は中身の濃い対決となった。「（今回は）１００％の状態ではないと思うけど、いい投手になるのは間違いない」。対決後には、後輩の素質に太鼓判を押した。２４日・ヤクルト戦（浦添）に出場予定。藤浪打ちの感触を忘れずに移籍後初のオープン戦に挑む。