鳥谷&西岡“新二遊間”息ぴったり

 「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)

 道を極めた者同士が織り成す異空間。コンビ結成からわずか6日目。鳥谷敬内野手(31)と西岡剛内野手(28)の新二遊間がキャンプ初のシート打撃で息の合ったプレーを初披露した。目には見えないあうんの呼吸。不安は一掃された。

 無死一、二塁の局面で柴田が放った二ゴロ。西岡が捕球し、鳥谷の動きを視界に入れながら送球に移る。一方で鳥谷は相棒の送球にタイミングを合わせて二塁ベースを踏み、コンビ初併殺を完成させた。別の2死一、二塁の場面でも、野原の遊ゴロを6→4と流れる動きで締めた。

 「違和感もなく普通です」と鳥谷。西岡は「楽しくできたかな。シーズンに入っても、(ミスなく)継続できるようにやっていきたい」と、コミュニケーションの蓄積が生み出した2度のコンタクトを充実感あふれる表情で振り返った。

 久慈内野守備走塁コーチも目を細めた。「あれぐらいやってくれればね。普通でしょ。内野の二人でチームを引っ張ってくれれば」と司令塔コンビとして、グラウンドを率いる役割を期待した。

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