西岡2の2!和田監督「3番でいける」

 1回、左前へ安打を放つ西岡(撮影・田中太一)
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 「練習試合、阪神2‐4ロッテ」(21日、宜野座)

 阪神・西岡剛内野手(28)が、古巣・ロッテとの練習試合に「3番・二塁」でスタメン出場。対外試合初安打を含む、2打数2安打でチャンスメークを果たした。和田監督は「十分、3番でもいける」と太鼓判を押した。

 まるで計ったかのように、白球が三遊間を抜けていった。タイミングが合わなくても、バットのシンを外してもヒットゾーンへ飛んでいった西岡の打球。初回、1死二塁から木村の直球にやや泳ぎながらも、巧みなバットコントロールで三遊間を真っ二つに破った。

 続く三回2死一塁の第2打席は、初球の内角直球を強引に引っ張って三遊間を抜いた。その後、満塁から福留の左前打で二塁から一気に生還。西岡を知る古巣のチームメート、スタッフは「昔と何も変わってない。動きもいい」。こう一様に口をそろえるほど、キャンプ最終盤になって背番号7の動きはさらにキレを増してきた。

 本人は「1打席目は飛んだコースが良かっただけ。ちょっと泳いだし、今は結果じゃなく内容(が大事)」と厳しく自己採点した。可能性のある3番という打順、役割に関しては「ホームランバッターじゃないので、長打のある4、5番につなぐ。何とか2死から点が取れるようにという監督の思いもある。2死から点が取れるチームは強いですから」と話す。

 野球は2死から‐の格言があるように、強いチームはどんな状況からでも得点を奪う姿勢を失わない。走者を置いた場面でのつなぎ役は併殺の危険をはらむだけに、確かな技術、状況に応じた打撃が求められる。2打席ながら片りんをのぞかせた背番号7に、和田監督は「十分、3番でもいける。鳥谷がいないから、いろんなことを試している」と目を細めた。

 3番に両打ちの西岡が入れば、4番に鳥谷、福留、新井良ら誰が座っても相手チームは継投に頭を悩ます。切り込み隊長からつなぎ役まで‐。新戦力にかかる期待は日増しに大きくなっている。

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