「選ばれる女におなりなさい」デヴィ夫人が語る婚活論に注目

2019年2月6日に発売される「選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論」
付録の中で、デヴィ夫人が「レディーのこころえ」を解説していた、少女向けコミック誌「ちゃお」1月号の表紙
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 デヴィ夫人が婚活について語る本が、79歳の誕生日を迎える2019年2月6日に発売されます。デヴィ夫人といえばテレビのバラエティー番組で見かけることも多く、お茶の間の人気者という印象もありますが、実は海外の国家元首の妻となった日本人でただ1人の女性とのこと。プリンセスになるという夢物語をリアルにかなえ、世界の社交界を渡り歩いてきた夫人だからこそ語れる「幸せになるための生き方」が話題になりそうです。

 出版されるのは「選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論」。20代女性向け雑誌の公式サイトで大人気だった連載がまとめられたといいます。

 自身のことを「白雪姫」になぞらえ、パリ、ロンドン、ローマ、ニューヨークなど、訪れる世界の街々にはどこでも、自分のために仕えてくれる「7人の小人」がいたという夫人。本の中では「白馬に乗った王子より、自分流に育てた男」「大好きな年収200万の男と好きでもない年収1億の男、どちらと結婚するべき?」…など、ハイスペック男性からプロポーズされ続ける人生を歩んできたからこそ会得した恋愛・結婚の極意が存分に紹介されています。

 「まず、みなさんにお伝えしたいのは『自分の好みで選んだ男の人は大抵間違い』だということです。だから、女性は自分から男の人を選んではいけません。では、どうやって結婚をするのかといいますと、『男性から選ばれる』のです」

 「愛の主導権を握れるか否かで、恋愛や結婚の明暗がはっきりと分かれるわ。主導的な立場を握れない恋だったら、結婚しても幸せになれるのかしら?わたくしはそんな恋は一度も経験がございません。私は選ばれ放題。求婚され放題。そんな人生です」

 自分から「選ぶ」のではなく「選ばれる」という形で主導権を持つ…。これはまさに、恋愛のコペルニクス的転換といえるかもしれません!恋や愛の話になぞらえながら語られているのは、強く自立した女性の生き方でもあります。婚活本といいながら、性別や世代を超えて、すべての悩める人の力になりそうです。

  ◇  ◇

 デヴィ夫人といえば、少女向けコミック誌との異色コラボも注目を集めていました。「ちゃお」1月号の付録「キラかわ☆オーロラ手帳」の中で、「レディーのこころえ」を3ページにわたって解説。「いいこと言ってる」「めっちゃ素晴らしいお言葉だらけ」と、SNSなどで共感する声が多くみられました。

 ワンランク上の素敵な女の子になるためには、5つのポイントがあるといい、「品は中からにじみでてくるもの。いつも所作は美しくするのよ」「人生の目標、目的を持ってないとチャンスをつかめないわ」などとアドバイス。「私はリラックスしたことがないわ」「人前で美しくいるためには、緊張感を持つことが肝心よ。精神力が美しさをつくるわ。」とも…。

 夫人はこれまでも「イッテQ!」といったバラエティー番組にも出演。テレビなどを通じて、最近の小中学生にも親しみある存在になっているようです。夫人の思いを聞いてみると…。

 -女の子たちが日常的につかう手帳やシールに登場されることについて、いかがですか。

 「毎日見ていただけるのはうれしい!女の子の間にファンが増えるのは大歓迎ですよ」

 -気品あるワンランク上の女の子になるために、特に夫人が強調したいポイントはどこですか?

 「正しい日本語、綺麗な日本語を使って欲しい。最近の若い子達の日本語があまりにもお粗末!」

 とのこと。少女たちに対しても、夫人らしく厳しくも愛あるメッセージを発信しています。(神戸新聞・川上隆宏)

  ◇  ◇

 夫人の著書「選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論」は講談社から2019年2月6日発売、1350円(税込)です。ただいま予約を受け付け中だそうです。

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