【セネガル戦展望】両翼マネ&サルの突破力とショートカウンターに警戒

 「ロシアW杯・H組、日本-セネガル」(24日、エカテリンブルク)

 2連勝へのカギは、日本代表の“対応力”となる。ともに初戦を勝利したチーム同士の対戦では、勢いに乗って立ち上がりから攻め込むことよりも、冷静にピッチ上の状況を見定めていくことが重要になってくる。

 セネガルの基本布陣は「4-4-2」。バランスの取れた配置が可能な裏側には、個々がカバーできるプレーエリアの範囲の広さがある。攻撃面ではMFマネ、サルの両翼が、優れた身体能力を存分に生かした独力突破を仕掛けるが、ポーランド戦でもゴールにつながった、鋭いショートカウンターも脅威となる。本来ならばセカンドボールをきっちりと回収して、相手の攻撃の芽を摘むことが定石だが、1対1のぶつかり合いでは不利なだけに、そこだけに活路を見いだすのであれば準備不足だ。

 さらにセネガルは試合の状況に応じて、中央の人員を増やす「3-5-2」の布陣にシフトする可能性がある。こうなると、日本は最終ラインで対処する人数を変更させた方が守備網を敷きやすい。西野監督が「W杯で必要になるオプション」と準備を進めてきた3バックへ、試合途中にスムーズに移行することができれば、組織的な守備破綻は防げるのではないかとみる。

 相手のタイプも全く違うだけに、試合のほとんどの時間を数的有利で進めたコロンビア戦とは、戦い方の変化が求められる。当意即妙な判断を下し「テランガのライオンたち(セネガル代表の愛称)」を退けたい。(デイリースポーツ・松落大樹)

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