日本サッカー協会は18日、W杯ロシア大会前で国内の最終戦となる30日の親善試合・ガーナ戦に臨む日本代表メンバー27人を発表した。
代表復帰の吉報が舞い込んだ瞬間、香川は故郷の芝で汗を流していた。神戸市内で行った約2時間の自主トレを終え、「身が引き締まる思い。ここからだなという感じ」と素直な思いを語った。
昨年10月を最後に代表から遠ざかり、左足首を負傷した2月以降のプレー時間はわずか16分間と、コンディションに対する不安がつきまとう。西野監督も「選手生命」という言葉を口にしながら、「香川についてはデリケートに考えないといけない。彼の状態を期待しながら、このキャンプで確認したい」と懸念を隠さなかった。
だが、香川は「ずっと練習はやっていたので不安はない」と完治を強調。自主トレでは緩急をつけた動きも見せるなど好調さを示し、患部を気にするそぶりも一切なかった。自身2度目となる大舞台を見据え「選手生命に関わったとしてもW杯とはそういう舞台。集大成という強い覚悟と自信を持って臨みたい」と待ち切れないように話した。
30日のガーナ戦に向け「個人のアピールも大事だが、チームとしての意識は(初戦の)コロンビア戦」としたが、香川にとっては生き残りを懸けた大一番ともなる。指揮官は「代えのきかないプレースタイルを持った選手」と評価したが、それもコンディション次第。「言葉で発するよりピッチで証明できなければ」と、求められるものは自覚している。“最終試験”で周囲の疑念を払拭(ふっしょく)し、堂々とロシアのピッチに立つ。