日本サッカー協会(JFA)の田嶋名誉会長(68)が5日、来年3月のFIFA会長選に出馬することを表明し、理事会も田嶋氏を推薦することを理事14人満場一致で決議した。
田嶋名誉会長は「勝つとか負けるとかではなく、日本サッカー、今まで築いてきた誠実で健全で高潔性のあるものを世界に発信していかなければならないと思うし、それをしっかりアピールするためにFIFAの会長選に出馬することを決めました」と語り「まず手を挙げてその場に乗るという大切さ。日本はこういう気持ちでいるんだと外に発信できるんだということが日本協会にとっていいんだということを話した」と明かした。
今年6月の北中米W杯では米国代表FWバログンの出場停止処分を巡る対応に、世界中からFIFAのインファンティノ会長に向けて非難の声が飛んだ。ただ、23日に行われたAFCの臨時総会では、AFCのサルマン会長が来年3月に実施される国際サッカー連盟(FIFA)会長選で、再選を目指すインファンティノ会長を支持する意向を示していた。
JFAの日本協会の宮本会長も「アジアとしては足並みを(そろえる)、と言及していた。そういうのがわれわれの基本的な立ち位置」とAFCと同調する姿勢を示していた。だが、この日宮本会長は「ただ、それがイコール『インファンティノを支持する』ということを言ったわけではないというのが、これは明確にしておきたい」と強調。続けて、「じゃあ誰を支持するのかというところに関して明確にするのは、理事会での協議を経て、投票のタイミングでそれを表明するものだというふうに思っています」とした。
すると、突如「という意味で、今日皆さんにお伝えしたいのは、そのFIFA会長選挙に田嶋名誉会長が出る意思を固めたという意思表明が今日の理事会でありました」と明かした。
田嶋会長はW杯を巡るインファンティノ会長の動向に疑問を持ち、10月15日に行われたFIFAカウンシル後に、同会長へ2つの質問レターを送ったが、返事が来なかったという。「彼がまたそのまま就くっていうことが最も良くないこと。FIFAが本当に自浄作用があるのかっていうことが試されているというふうに思い、私はそこで先週に決断した」と説明。宮本会長、湯川専務理事とも相談したという。
出馬に向けては今後日本協会を含め、5つの所属団体からの推薦が必要になるという。