元日本代表監督で、J1鹿島のアドバイザーを務めるジーコ氏(73)が19日、茨城県鹿嶋市で取材に応じた。ブラジル出身のジーコ氏は、W杯北中米3カ国大会中に波紋を呼んだ日本代表FW塩貝健人(21)=ウォルフスブルク=のブラジル代表に関する発言について言及。「相手をさげすむような発言ではなかったと思う」と理解を示した。
塩貝は決勝トーナメント1回戦ブラジル戦前に「昔は強かったけど、今どうなんですかね」、「昔のネイマールじゃないですか?今は大丈夫だと思います」などと語り、その発言が現地ブラジルを中心に波紋を呼んだ。発言直後は塩貝のインスタグラムのコメント欄はブラジルからのコメント一色に。試合後はMFマテウス・クーニャらから激しい挑発を浴びるなど、W杯の影響力の大きさを感じさせた。
塩貝について問われたジーコ氏は「結構気に入っている」と笑顔をうかべた。「まず塩貝選手の発言は(ブラジル)国内でもそうですけどメディアがたきつけたもの。発言は『昔のブラジルとは違う』といったものだったが、もちろんやっている時代もサッカーは違う。優勝していたときと比べるともちろん全ててが違う。(日本戦は)結果ブラジル勝ったがそれ(発言)がきっかけで勝ったかというと全然そんなことはない」と語った。
続けて「それこそ発言が今のブラジル代表が下手か、決してそういう発言じゃないと思う」と理解。ロナウジーニョ、ロベルトカルロスら歴代の名選手の名前を挙げ「目立つ選手が少ないかもしれない。そういう意味では相手をさげすむような発言ではなかった。見慣れている選手が当時と比べたら少ないのかなと思います」と発言の意図をくみ取った。